企業がファイリングの導入を考えるとき

様々な企業のファイリング導入を行って来ましたが、実際に接したりお話を聞いたりすると
以下のことを実現したいと考えて企業はファイリングの導入を考えます。

オフィスでは、文書作成や処理、打ち合わせ、情報分析など様々な業務があります。
その中で文書作成や処理はどの仕事でもベースになることです。
ですが、文書量の増加や必要な時に探している文書がなかなか見つからないなど、業務遂行に支障をきたしているような場合にファイリングの導入を考えます。

オフィスワークの無駄については「オフィスワークと効率化のページ」をご覧下さい。

執務環境やレイアウトが良くないと、ワーカーにストレスが貯まり、作業効率や意欲が低下します。
特に文書が多いオフィスでは、執務環境が悪くなりがちです。
仕事のしやすく快適な環境づくりを実現したいと考え、ファイリングを導入に至ることがよくあります。

オフィスの移転に際しては、移転コストを抑えたり、新しい場所でのレイアウト、適正な収納什器のタイプや数量など、いろいろ検討することがあります。
また、大概のケースで文書量の削減は急務となります。
ファイリングはオフィス移転の際に導入すると、一番その効果が実感できます。
移転6か月前に終わらせておくとベストです。

オフィスをリニューアルする時に、レイアウト変更や新しい収納家具を導入することがあります。
大切なのは、行動動線や安全を考えたレイアウトにすることです。
また、本当に使いやすいキャビネットを適正な数量購入することです。
ここでも文書の減量化と、整理方針を明確にしておくことが求められます。

事象→見える→識別する→判断する→行動する 文書(情報・仕事)→ファイリング導入→識別する→判断する→行動する

  • (13)オフィスの「2S運動」「5S運動」の一環(小集団活動など)

「5S」とは整理、整頓、清掃、清潔、躾のことを指します。
ファイリングそのものが、整理、整頓を行い、ルールを決めて組織で維持管理することなので、自然と文書や情報の5Sにもつながります。
「2S」や「5S」運動の一環としてファイリングを取り入れる企業も多数あります。

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